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和モダンの空間と四季息づく庭、家族と共に成長する豊かな住まい
豊かな暮らしを訪ねて

和モダンの空間と四季息づく庭、家族と共に成長する豊かな住まい

伝統とモダンが融合する空間に、四季の表情豊かな庭……家族とともに成長する住まいを、穏やかに楽しむ暮らし

住まいは、家族が多くの時間を過ごす場所。その時間が心地よく満たされたものであれば、人生はより充実したものになる。豊かな暮らしを送るオーナー家族は、実際どのように現在の住まいと出会い、どのような日々を過ごしているのだろうか。さまざまな家族の住まいとライフスタイルをリポートする連載「豊かな暮らしを訪ねて」。2回目は、アメリカ人のご主人と日本人の奥さま、2人のお子さんの4人家族のBさん一家。日本の伝統的な意匠が施された和モダンの住空間、そして日本庭園を意識した石畳や樹木に日々癒やされているというご家族の暮らしぶりをうかがった。

Text by Hiroe Nakajima
Photographs by Yoichiro Kikuchi

便利さよりも豊かさを優先。夫婦ともに一目惚れした住まい

エントランス、キッチン、ダイニング、畳の居間まで仕切りがなく開放的なメインルーム。南向きの窓からは光が差し、どこにいても常に緑が感じられる。
メインルームの一角に設えられた畳の小上がり。

東京の中心部にありながら、喧騒から離れていられる場所。現代的な設備を持ちながら、伝統的な趣を感じることができる住まい……。そうした二極を併せ持つこの物件に魅力を感じ、2019年末に移り住んできたBさん一家。

「ここへ越して来る前も同じエリアに住んでいました。実はその住まいもたいへん気に入っていて、長く住むつもりで購入しました。でも、あるときインターネットでこの物件を知り、実際に内見したところ、私も妻もほとんど一目惚れと言っていいほど、気に入ってしまったんです」(夫)

「最寄り駅へのアクセスは前のほうが良かったのですが、もっぱら車や自転車を交通の手段としているので、不便は感じていません。ここに住むことで、それ以上の豊かさを得ることができたのではないかと思います」(妻)

2017年に一棟リノベーションしたこの物件は、もともと西洋と東洋を融合させたテイストを持つ集合住宅として、国内外の富裕層に愛されてきた。広尾・表参道・六本木に程近いエリアという利便性に加え、敷地に隣接した緑地まで有する緑豊かな高台立地は、恒久的な魅力を擁する。周囲は静けさに満ちた、まさに都会の隠れ家といった雰囲気だ。

畳の間が与えてくれた安らぎ。伝統的素材の素晴らしさを再確認

LDKの最奥に設けられた畳の間。南側の専用庭から光が差し込んでくる。
縁のない琉球畳が用いられた4畳半の小上がり。
「蚊帳もユニークなデザインの一つとして捉えている」とオーナーは語る。
三方を取り囲む障子を閉め、蚊帳の天蓋を下ろすと仕切られた空間になる。

Bさんが日本に赴任したのは数年前。日本の伝統的な建築や意匠に関心を抱き、京都や広島などを巡る旅もたびたびしてきたという夫妻。「とりわけ京都の清水寺が好き」という夫。「自然と日本建築が絶妙なバランスで立つ清水寺は、息をのむような美しさ。私にとって特別な場所です」

日本の美意識には、「不完全な美」や「余情の美」があるという考え方は、この物件に込められた理念でもある。担当した内装デザイナーは、当物件に「奥性……重なりや透け」「本物……手仕事や洗練」「折衷……伝統と革新・新旧の融合」といったテーマを盛り込んでいる。

「畳の小上がりは、私たち家族が最もリラックスでき親密でいられる場所です。子どもたちはここで遊んだり、勉強をしたりしています。畳、天然木、障子、和紙など日本の伝統的な素材やデザインが、モダンな空間の中に美しく調和していて、住む人間に穏やかさと落ち着きを与えてくれています」(夫)

「夫自身は畳の上に長くいると足が痛くなってしまうようですが、ここで遊んでいる子どもたちを見ているのが好きなんだと思います。子どもたちは寝ころぶこともありますが、自然と正座の姿勢でいることもあるんです」(妻)

上部に設えられた蚊帳も和のインテリアとしてユニークに感じているとのことで、ゲストやお子さんの友達が来ると興味津々の面持ちで眺めているそうだ。

自然の恵みを享ける庭。室内にいても四季の移り変わりを実感

専用庭には樹齢100年になる木もあるが、植えて間もない若い木もある。
寝室の前のサンルームから庭を眺めるのも夫の楽しみの一つ。
風、光、季節などあらゆる自然の恵みを享ける「こころの圓」
専用庭を遊び場として存分に楽しんでいる様子の子どもたち。
凹型の「こころの圓」と対をなすのは伽藍石に凸型に浮き上がる円形。

「建物を取り囲む森のような庭、そして専用庭があるおかげで、時折、都心にいることを忘れます。あらゆる部屋から庭を眺めることができるので、季節の変化を肌で感じますし、子どもたちにとっては最高の遊び場です」と夫が語るように、庭が住む人に与える影響は大きい。

「ここへ引っ越してきたのが昨年の冬だったので、まだ秋を経験していないのですが、きっとモミジが赤く色づくのではないかと今から楽しみです。春先に雪が降ったときは、樹木が雪で白く覆われて美しかったですね。またある日、子どもが庭で遊んでいてドングリを見つけたんです。それでシイノキがあることが分かりました。息子は、円形にくりぬかれた庭の囲いの中にドングリを集めて遊んでいたようです」(妻)

円形にくりぬかれた囲いとは、「こころの圓」と名付けられた一つの意匠。これと対をなすのが、やはり庭に置かれた伽藍石の凸型の円形である。ここには「一円相」という、この庭においての主題の一つが隠されている。デザインを手掛けたランドスケープデザイナーの桝井淳介氏にお話を伺ったところ、「“一円相”は仏教において、宇宙や真理、あるいは無を表す形です。お坊さんが托鉢をする応量器のように、すべての恵みを享けるものとして、“こころの圓”を設けました。風、光、時間、色、香、空気、温度、季節などを享ける器としての場所です。ドングリも自然からの恵みなので、とても良い使い方をしてくださっていると思います」という説明があった。

建物をリノベーションする際に、敷地の調査を徹底して行った桝井さんは、過去にここで使われていた巨大な手水鉢や石などをできるだけ活用することに心を砕いた。高木や中木も元からあったものを活かしたので、シイノキなど古いものは樹齢100年余にもなるという。

「元々この敷地には常緑樹が多かったので、そこへ変化をもたらす落葉広葉樹を追加しました。さらに冬場に赤い実をつけるジュウリョウ、センリョウ、マンリョウ、そしてフクジュソウなど、福にちなんだネーミングを持つ植物を忍ばせています。いろいろな物語が多層的に積み重なり、庭に厚みをもたらしています」(桝井さん)

「内見時に中央にキッチンがあるのはどうかと思いましたが、住んでみるとまったく違和感はなく、むしろ夫も私も料理が好きなこともあって、ダイニングルームとともに生活の中心となっています」と妻は言う。入居に際し2カ所だけ改修を行った。一つはキッチンの横に増やした収納スペース。
元々ゲスト用に設けた洗面台。右に行くと長男の部屋。左に行くと長女の部屋に。
庭に面した長女の部屋。ゲスト用の寝室を壁で2つに仕切った。
長男の部屋。壁は完全に仕切らず、天井部分を少し開けることで密閉感をなくしている。

家の経年変化を楽しむ。家族の年輪とともに育っていく住まい

キッチンを中心に左右に置かれたダイニングテーブルは、いずれもムクノキを使用。天然木の窪みや節をそのまま活かしている。
黒く染めた和紙を壁紙にしている。自然素材の経年変化を楽しむことができる。
エントランス側のテーブル。間接照明を多用し、落ち着きと温かみを演出した室内。
LDKから続くライブラリー。食後は大型テレビの前のソファで家族がくつろぐことも多い。

ダイニングテーブルとして用いられているムクノキの窪みや節、壁紙となっている染色した和紙のムラや凹凸……。自然素材の経年変化を味わいとして捉えることができる人が、この住まいの真の価値を知る人なのだろう。

「住まいにしても、自然を生かした庭にしても、私たち家族と同じように成長し、年輪を刻んでいければよいと思います」という夫の言葉が、この物件が幸いにして、最良のオーナーの手に渡ったことを裏付ける。作り手の意図が十分に住む人に伝わっているのだ。

「誰かがどこかへ移動すると、自然と家族が同じところに集まるんです。何かそうさせる温かさが、この家にはあるような気がします」(妻)

「もし家族がそれぞれ別の場所にいたとしても、なんとなく互いの存在を感じていることができるのがこの家の特徴。間取り自体、私たちのライフスタイルに合っていますし、入居前に2カ所のマイナーチェンジをしたので、子どもたちが大きくなるまでしばらくは、このままで快適に過ごせると思います。レイアウトは申し分ない」と語る夫は、住むことでさらにこの物件に惚れ直し、「友人や同僚にもここを勧めたい」と日々の充実ぶりを隠さない。

自然と人工、田舎と都会、外と内、伝統と現代性、西洋と東洋……それら対極のものが調和し、2つの世界を同時に味わうことができる豊かな暮らし。そして、住まいとそこに住む人が同じ方向を向かって、ともに歩いている幸福な例が、確かにここにある。

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