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遠山正道×鈴木芳雄 連載「今日もアートの話をしよう」vol.2 「アート作品ってどこで買えるんですか?」
今日もアートの話をしよう

遠山正道×鈴木芳雄 連載「今日もアートの話をしよう」vol.2 「アート作品ってどこで買えるんですか?」

アート作品はどうやって買えばいい?買うためにまず行ってみるべきところとは。

「Soup Stock Tokyo」を立ち上げた、実業家の遠山正道氏と、美術ジャーナリスト・編集者であり、長年雑誌『BRUTUS』で副編集長を務められ「フクヘン。」の愛称をもつ鈴木芳雄氏が、アートや旅、本や生活について語る「今日もアートの話をしよう」。第2回目は、これまでに多くのアート作品を買ってきたお二人に、作品はどこで買うことができるのか。さらには、お二人オススメのギャラリーもご紹介いただきました。このギャラリーを押さえていれば、今の現代アートがわかる場所ばかりです。
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Text by Fumi Itose
Photo by Chiyoko Tachibana

アート作品って簡単に買えるの?

鈴木:今回は、アート作品ってどうやったら買えるのかということについてお話ししていきたいと思います。

遠山:芳雄さんも私もこれまでにたくさんの作品を買ってきましたよね。

鈴木:そうですね。特に遠山さんは個人のコレクションもお持ちですが、会社としてコレクションを持っていらっしゃいます。それに「芸術を、経済や技術や人々が支える新たなプラットフォームである」とするThe Chain Museumを立ち上げました。さらには作家と直接つながって、メッセージを送ったり、お金を送ることである意味応援というか、作家たちの原動力になるような「ArtSticker」というアプリも。この二つは、リアルとデジタルを相互に駆使して、芸術や作家、そしてコレクターがつながることが、誰でもできるようになりましたよね。そういう、いわばパトロン的なことって、今までに一部の人たちしかできなかったことです。

遠山:これからこの連載の中でも話していきたいと思うんですが、アート作品をコレクトすることは、ただ作品をコレクトするだけじゃなくて、例えば現代作家だったらその作家とつながって実際に作家から話を聞いたり、同じ作家が好きなコレクター同士でつながったり、いろんな付加価値があると思うんです。その周りに起こる出来事みたいなことも買うっていう感覚がありますね。

鈴木:確かに、ただ作品を買うだけじゃない面白さ、広がりがありますよね。それはまた改めてお話することとして、まだまだ作品を買うっていうことは、ハードルが高いと思っている人もいます。でも今はいろんなところでアート作品が買えるようになり、一昔前に比べたら身近なことになりました。

遠山:作品を買う人たちにもいくつかのパターンがある気がします。例えば、好きな作家の作品や気になった作品を買ってみる人、半歩踏み込んでコレクターの卵になった気分で買う人、投資的な感覚で買う人。もしかしたらインテリアと考えて買う人もいるかもしれません。どこに飾るかを考えるなどインテリア的な存在かもしれませんが、やはりインテリアとはまったく違う要素があると思うんですよね。実際に作品とどう出合っていくのか。我々はほとんどギャラリーから買っていますよね。

鈴木:そうですね。アーティストの多くは、ギャラリーに所属していて、そこで個展などを開催しています。展示された作品のほとんどは販売され、買うことができます。

遠山:ギャラリーで値段を聞くというのも、案外皆さん尻込みしてしまうって言いますよね。

鈴木:作品のすぐ近くに金額が書かれている場合もあれば、何もない場合もある。何もない場合は、金額が書かれたリストを見せてもらわなければいけないんだけれども、そのリストを見せてもらうのもちょっと勇気がいる(笑)。

遠山:買いもしないのにリスト見せてもらってもいいのかなって思っちゃったり(笑)。それにギャラリーの人と話したりするのも、ちょっとおっかなびっくりで緊張したりもしてしまって、見て帰るだけになったりとかもしてしまって。それはそれで見るという楽しさがあるけど。

鈴木:緊張するかもしれないですが、ギャラリーの人からいろいろと話を聞くのも面白い。どんな作家で、金額がどれくらいなのかを聞くのは問題ありません。買えなくてもどれくらいするのかを知っておくのは、もしコレクターになりたいのであれば重要なことです。

遠山:現役作家からもう亡くなってしまった作家まで、ギャラリーはいろんな人を扱っていますから、どのギャラリーにどんな作家が所属していて、どういう系統なのかを知ることも面白いですし、自分の好みのギャラリーを探すのもいいですよね。

鈴木:しかし作品はギャラリーだけでしか買えない訳ではありません。買える場所は例えば古本屋や古美術商、アートフェアなど多種多様です。古本屋は皆さん本だけが置かれていると思うかもしれませんが、浮世絵や掛軸、油絵に写真など案外いろんなものが売られているんです。古美術商も掛軸や油絵、器や家具など扱っているものはさまざま。そしてアートフェア。日本でもたくさんのアートフェアが開催されていますが、一番有名で大きいのは「アートフェア東京」です。

「アートフェア東京2021」ArtStickerブースにて
「アートフェア東京2021」ArtStickerブースにて、アーティストの立石従寛氏とともに

遠山:私もこれまでに「アートフェア東京」で作品を買ってきました。このアートフェアは国内外から多くのギャラリーが参加し、それぞれのブースで趣向を凝らした展示を行います。今年の「アートフェア東京2021」に私もArtStickerとして出展しましたが、初日からたくさんの人が作品を買ってくれました。

鈴木:アートフェアはギャラリーが一気に集まる展示会ですので、一度に見ることができていいですよね。一軒一軒ギャラリーを訪れるよりは、もっと気軽に作品を見ることができる。

遠山:でもここで注意しなければいけないのが、アートフェアと美術館、芸術祭はまったくの別物だということ。アートフェアが展示即売会であるのに対して、あくまでも美術館、芸術祭は鑑賞することを目的としているものであり、展示されている作品は買うことができません。

鈴木:ギャラリーでも最近はその販売の方法もいろいろと変わってきていて、実際にギャラリーに足を運んで実物の作品を見るのではなく、オンラインで購入することもできるようになりました。また、アーティストの作品集や画集に作品が収められて一緒に売られるというパターンもあります。例えば2021年3月に出版されたアーティストの近藤亜樹さんの初作品集『ここにあるしあわせ』では、同書のために特別に一枚ずつ描き下ろされた花の絵が収められた、布貼りの特装版『A Hundred Flowers』が100冊限定で発売されています。

遠山:近藤さんは私も芳雄さんも大好きな作家さんです。彼女は「描くことは生きることそのもの」と言っていますが、確かに彼女の作品はいつも熱量がすごくて、彼女の人生そのものが絵になっていると感じますね。

鈴木:そんな彼女の絵を作品集とともに一枚、通常の作品を買うよりも安く買える、自分のものにできるという意味でも、そういう特装版はありがたい。

遠山:そういえば、今、国内外でものすごく注目を集めている若手アーティストの井田幸昌くんも去年、『YUKIMASA IDA: Crystallization』という初作品集を昨年出しましたが、これも通常版と200部限定の特装版の2バージョン制作。特装版はキャンバスに描き下ろされた作品を200分割して、各ピースを表紙として製本しました。

鈴木:作品集そのものが作品であり、一つとして同じものが存在しない。しかも買った人200人が作品集を持ち寄ったら、分割される前の作品が蘇るという面白さがありますよね。実際に昨年銀座の蔦屋書店で表紙作品200点を一堂に集めた展覧会も開催されました。

遠山:しかし残念ながら、井田くんの特装版作品集はすでに販売が終わっているとのこと。

鈴木:近藤さんの作品集はまだ作品付きのものが買えるそうです(編集注:4月下旬で80%売約済)。しかも自分で好きな作品を選ぶことができる。最近は雑誌に付録が付くのが当たり前になりましたが、それに近いのかもしれない。高価で大きな作品を急に買うのでなはなくて、こういうところを入口にするのもいいのではないでしょうか。

知っておくべき東京の有名ギャラリー

遠山:ではここで、私たちがオススメするギャラリーを少し紹介していきたいと思います。ちょっと散歩がてらフラッと見にいくなどしてもらえたらと思います。

鈴木:ぜひいろんな人にギャラリーでの鑑賞や購買の楽しさも味わってもらいたいと思います。

遠山:「アートに興味があります!」と宣言するなら、そして一挙にいろんなギャラリーや作品を見たいというなら、六本木のピラミデビルとcomplex665は絶対に押さえておくべき場所ですね。

鈴木:その中でもまずはピラミデビルの「ペロタン東京」。フランス人画商のエマニュエル・ペロタンがオーナーを務める、ヨーロッパをベースにしたギャラリーです。村上隆さんや加藤泉さん、JR、ソフィ・カル、ジャン=ミシェル・ オトニエルなど世界中の超有名作家が所属していることでも知られています。また同ギャラリーはブックストア&イベントスペース「PERROTIN 106」もオープンさせています。

遠山:そして「WAKO WORKS OF ART」。ここもゲルハルト・リヒターにヴォルフガング・ティルマンス、リュック・タイマンスなど、超有名作家が所属することで知られているギャラリーですよね。自社出版で作品集や展覧会図録なんかも多数発行しています。この二つは本当に大物作家が多数在籍しているという印象。

鈴木:ピラミデビルのすぐ近所にあるcomplex665は、「小山登美夫ギャラリー」、「シュウゴアーツ」、「タカ・イシイギャラリー」という、現代アートの最前線を走るギャラリーばかりが入ったビルになっています。

遠山:この中でも特に小山登美夫ギャラリーの名前を聞いたことがある人も多いんじゃないでしょうか。

鈴木:村上隆さんや奈良美智さんを見つけ、作家とともに世界に打って出た人です。ペインティングの目利きとしてはダントツだと思いますね。

遠山:私もいつも小山さんは発掘力がすごくて、先見の明もある人だと思っています。

鈴木:海外のアートフェアなどに進出したさきがけでもありますしね。彼自身は昔からサブカルとか映画とか音楽とか、いろんなものが好きで、すべて深く話ができる。だからあんまりアカデミックなところから美術に入っていないのかなと思うけど、東京藝術大学の芸術学科を出ていて、アカデミックなこともちゃんと勉強しています。バランスのとても良い人だと思います。

遠山:ある意味無敵な人(笑)。

鈴木:ギャラリーではトム・サックスをはじめ、ライアン・マッギンレー、杉戸洋さん、蜷川実花さん、中園孔二さん、菅木志雄さん、桑久保徹さんなどを扱っています。

遠山さんが購入したトム・サックス作品

遠山:トム・サックスは今や日本でも一大ブームになりました。

鈴木:遠山さんはトムのコレクターでもありますしね。
 村上さんといえば、村上さんご自身も、麻布に「Kaikai Kiki Gallery」を2008年にオープンさせています。村上さんをはじめとした所属アーティストのほかに、国内外問わずさまざまなアーティストをインバイトして、展覧会を開催しています。
 そして「シュウゴ・アーツ」。ギャラリーオーナーのシュウゴさんは、伝説的な画廊である佐谷画廊オーナーだった佐谷和彦さんの長男であり、実は僕の大学時代の同級生でもあります(笑)。

遠山:え! そうだったんですか!(笑)世間は狭い。さっき紹介した近藤亜樹さんもここに所属していますが、そのほかに森村泰昌さんや三嶋りつ惠さん、イケムラレイコさん、小林正人さん、小野祐次さん、須田悦弘さん、リー・キットなどがいます。私はシュウゴ・アーツは「THE現代アートギャラリー」っていうイメージ。

鈴木:「タカ・イシイギャラリー」。写真といえばこのギャラリーというぐらい、タカさんは日本におけるフォトギャラリーの第一人者でしょう。

遠山:1994年に開廊して以来、日本における代表的な写真家である荒木経惟さんや森山大道さんをはじめ、写真家以外でも大人気の五木田智央さんや内藤礼さんといった人気作家や、新進気鋭の作家、国際的に評価の高い海外作家まで幅広く扱っています。

鈴木:六本木だけでもこれだけのギャラリーがありますが、そのほか、例えば天王洲にも重要なギャラリーがいくつもあって、寺田倉庫が運営する「TERRADA ART COMPLEX Ⅰ」は、現代アートの複合施設。「ANOMALY」、「KOSAKU KANECHIKA」をはじめ14ものギャラリーがこの施設にも入っています。

遠山:「ANOMALY」は山本現代、URANO、HASHIMOTO ART OFFICEの3つのギャラリーが合併してできたギャラリー。それぞれのギャラリーがもともと超有名ギャラリーでしたから、所属するアーティストもさすがという感じです。

鈴木:青木野枝さん、淺井裕介さん、岩崎貴宏さん、榎忠さん、小谷元彦さん、篠原有司男さん、西尾康之さん、西野達さん、ヤノベケンジさん、横山裕一さん、そして今年の秋に六本木の森美術館で大きな個展を控えている、Chim↑Pomも所属しています。

遠山:同施設に入っている「KOSAKU KANECHIKA」は私もずっと注目しているギャラリーですね。

鈴木:ここのギャラリーは所属アーティストは少ない感じですが、レディー・ガガが着用したことで一躍有名になった『ヒールレスシューズ』を生み出した舘鼻則孝さんや、陶芸の桑田卓郎さん、画家の佐藤允さんといった、国内外で評価の高い作家が所属しています。

遠山:天王洲は今や現代アートの一大拠点みたいになってきましたよね。「TERRADA ART COMPLEX Ⅱ」も新しくできましたし、現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT」もオープンしています。

鈴木:それに伝統画材ラボ「PIGMENT」と呼ばれる、アカデミー、ミュージアム、ショップを備えた複合クリエイティブ機関もあり、ただ現代アートを見るだけでなく、作品を生み出すために使用される画材なども知ることができる場所もあります。

遠山:あと押さえておくべきギャラリーは銀座にある「ギャラリー小柳」でしょうね。

鈴木:銀座はギャラリーの聖地と言われるほど、たくさんのギャラリーがあります。しかしそのほとんどはモダン・マスターズを取り扱っており、世界の第一線で活躍する現代アーティストがたくさん所属しているギャラリーは実は少ないんです。

遠山:今年の2月末まで金沢21世紀美術館で2人展を開催し、大盛況だったミヒャエル・ボレマンスとマーク・マンダースもギャラリー小柳が扱っていますよね。ちなみにマンダースは現在、東京都現代美術館で国内初の大規模個展『マーク・マンダースーマーク・マンダースの不在』を開催中です。

鈴木:そして何よりギャラリー小柳といえば、杉本博司さんでしょう。それに束芋さんや今や日本でも大人気となったオラファー・エリアソンもここですね。
 そのほかでは、市ヶ谷の「MIZUMA ART GALLERY」も忘れてはいけません。会田誠さんをはじめ山口晃さん、天野喜孝さん、青山悟さん、池田学さん、O JUNさんなど、やはり国内外で活躍されるアーティストがたくさん所属しています。

遠山:あとは日本現代アートギャラリーの父とも言える白石正美さんが1993年に銭湯を改装してオープンさせた「SCAI THE BATHHOUSE」も重要ギャラリーですし、表参道の「MAHO KUBOTA GALLERY」などにもぜひ足を運んでみてほしいと思いますね。

鈴木:ここでは紹介しきれないほどギャラリーは数多く存在しています。とにかく自分で見てみることが大事。

遠山:最後に、百貨店というのはどうなんでしょうか?

鈴木:かつては百貨店から買う人が多かったですよね。もちろん今でもたくさんの方が買っていらっしゃいます。現代アートに特化したギャラリーをオープンさせる百貨店も増えました。ある意味目を養うのには一番最適な場所とも言えますよね。

遠山:確かに値段もはっきりわかっているし、いろんなものが見られるという意味では、百貨店も入口の一つになるかもしれません。皆さんも臆することなく、ちょっと家の近くのギャラリーに行ってみる、古本屋さんで本を見るついでに飾ってある絵画を見てみる、美術館で見て好きになった作家の作品をどこで売っているか調べてみるなど、買うことだけを目的にするのではなく、とにかくアートを見てみる、ということをはじめてほしいと思いますね。

鈴木:そうですね。それに案外作品を持っている人っているんです。ぜひ周りの人とも話をしてみてほしいと思いますね。

profile

遠山 正道

1962年東京生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、85年三菱商事株式会社入社。2000年三菱商事株式会社初の社内ベンチャーとして株式会社スマイルズを設立。08年2月MBOにて同社の100%株式を取得。現在、Soup Stock Tokyoのほか、ネクタイブランドgiraffe、セレクトリサイクルショップPASS THE BATON等を展開。NYや東京・青山などで絵の個展を開催するなど、アーティストとしても活動するほか、スマイルズも作家として芸術祭に参加、瀬戸内国際芸術祭2016では「檸檬ホテル」を出品した。18年クリエイティブ集団「PARTY」とともにアートの新事業The Chain Museumを設立。19年には新たなコミュニティ「新種のimmigrations」を立ち上げ、ヒルサイドテラスに「代官山のスタジオ」を設けた。

▶︎http://www.smiles.co.jp/
▶︎http://toyama.smiles.co.jp

profile

鈴木 芳雄

1958年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。82年、マガジンハウス入社。ポパイ、アンアン、リラックス編集部などを経て、ブルータス副編集長を約10年間務めた。担当した特集に「奈良美智、村上隆は世界言語だ!」「杉本博司を知っていますか?」「若冲を見たか?」「国宝って何?」「緊急特集 井上雄彦」など。現在は雑誌、書籍、ウェブへの美術関連記事の執筆や編集、展覧会の企画や広報を手がけている。美術を軸にした企業戦略のコンサルティングなども。共編著に『村上隆のスーパーフラット・コレクション』『光琳ART 光琳と現代美術』『チームラボって、何者?』など。明治学院大学、愛知県立芸術大学非常勤講師。

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