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ポップなテイストの中に描かれる静寂の魅力。<br> 今井麗『Toast』
山本憲資の「今、手元に置きたいアート」

ポップなテイストの中に描かれる静寂の魅力。
今井麗『Toast』

山本憲資が、自身でリアルに購入した、
今注目のアーティストの旬なアート作品を紹介。
独特の空気感がにじむ作風に心掴まれる、今井麗

この数年、日本でもギャラリーやアートフェア、アートイベントの数も増え、アートに接する機会が増えたという人も少なくない。それに伴い、自宅にもアートを飾りたい、手元に置きたいというニーズも着実に増え、日本のコンテンポラリーアートのマーケットも年々順調に拡大している。
現代アート好きとして知られる、スマホ収納サービスのサマリーポケットを展開するスタートアップ『Sumally (サマリー)』のFounder&CEOの山本憲資(けんすけ)氏も例外ではなく、軽井沢に拠点を移してから作品を購入する機会が増えてきたという。購入しているものは、数万〜数十万円以内の手の届きやすい価格帯のものも多く、今後もコンスタントに買い続けたいと話す。本連載では、山本氏が購入した”手の届く”アートとアーティストとのストーリーを自身が綴っていく。初回に紹介するのは今井麗『Toast』。

Text by Kensuke Yamamoto
Edit by Fumi Itose

“今にも溶けてしまいそうなバターの魅力”

第1回の今回紹介するのは、今井麗の『Toast』。この夏、彼女の展覧会が渋谷のパルコミュージアムで開催されたのにあわせて購入した作品です。

今井麗『Toast』

2020年はオペラシティにはじまり、渋谷のnidi gallery、京都のRC HOTEL、新宿タカシマヤ、ワコールスタディホール京都のギャラリーなど、彼女の展覧会ラッシュだったのですが、立て続けに彼女の作品に触れる機会があり、その魅力の虜になりました。この年に初めて、バナナがモチーフの彼女の作品を購入し、さらに秋にはもう一点作品をお願いしました。実はうちの小屋の庭の古いハンバーガーのオブジェが、彼女の作品のモチーフになっていたりもします。

今年購入したこのトーストの作品は僕の3点めの今井麗コレクションになります。トーストは彼女の作品の代表的なモチーフのひとつで、この今にも溶けてしまいそうなバターに食欲をそそられます。

作品の中に宿る“静寂”

歳もほぼ同じで薫陶を受けてきたカルチャーなども近いことから親近感があるのはもちろんですが、実は彼女には聴力がほとんどありません。普段の彼女は、手話は使わず読唇術と通常の会話でコミュニケーションをとりますが、彼女の目に見えている音のない世界が彼女の絵には表現されています。この独特の空気感に心をぎゅっと掴まれるのです。

アーティストとも作品とも、一緒に歳を取っていけたら嬉しいなと思わせるような力があり、毎日彼女の作品に触れられるだけで、なんだか嬉しい、やさしい気持ちになります。この感覚はプライスレスとしかいいようがありません。

ちょうど先月号の『Casa BRUTUS』や『HERS』の表紙に彼女の作品が使われていたので、作品を目にしたことがあるという人もいるかもしれません。同時期に2冊の雑誌で同じアーティストの作品が使われているというのは、今まであまり聞いたことがない話で、人気っぷりに驚きました。

『CASA BRUTUS』と『HERS』の表紙(撮影:糸瀬ふみ)

また、年末に第二弾が発売予定ですが、鹿児島は霧島の中村酒造場の『Amazing series』という焼酎のエチケットを彼女が描き下ろしており、去る10月にその仕込みの見学にも一緒に鹿児島の酒蔵まで行ってきたのでした。この春に発売になったこのシリーズの第一弾『Still Life 2020』は即完売になっており、第二弾の発売が楽しみです。

中村酒造場の『Amazing series』第一弾『Still Life 2020』のサイン入りのエチケット

ちなみに彼女の夫の西村有さんも同世代のアーティストで、世界各地で展示されていますが彼の作品も実に魅力的です。遠くないうちに彼の作品も手元に置けたらと思っています。家族で子供を連れて軽井沢にも遊びにきてくれたのですが、夫婦でそれぞれ才能に満ち溢れていて、羨ましくなります。

Information

New!
スヌーピーミュージアムの新しいインスタレーション展示「ベリー・ハッピー・ホーム」に、今井麗さんの作品が展示されています。ドッグハウスの中に飾られている、スヌーピーが大切にしている絵、それが今井麗さんによる油絵です。ぜひ足をお運びください。

スヌーピーミュージアム
https://snoopymuseum.tokyo/
東京都町田市鶴間3-1-1
10:00-18:00、年中無休

profile

山本 憲資

1981年生まれ、神戸出身。広告代理店・電通、雑誌『GQ』編集者を経て、Sumallyを設立。スマホ収納サービス『サマリーポケット』も好評。音楽、食、舞台、アートなどへの興味が強く、週末には何かしらのインプットを求めて各地を飛び回る日々。「ビジネスにおいて最も重要なものは解像度であり、高解像度なインプットこそ、高解像度なアウトプットを生む」ということを信じて人生を過ごす。

サマリーポケット
▶︎https://pocket.sumally.com/

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