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新旧を美しく調和させ、家族それぞれの豊かな時間を育む住まいへ
豊かな暮らしを訪ねて

新旧を美しく調和させ、家族それぞれの豊かな時間を育む住まいへ

既存の魅力を磨き上げ、暮らしやすさを丁寧につくり上げる

R100 tokyo物件に暮らすオーナー家族がどのように現在の住まいと出合い、どのような暮らしをしているのかをリポートする連載「豊かな暮らしを訪ねて」。今回登場してくださったのは、R100 tokyo のコンサルティングサービスを利用し、白金エリアのマンションの一室をリノベーションしたMさんご夫妻。既存の間取りや建具などを調和させながら、空間を生まれ変わらせた住まいづくりについてうかがった。

Text by Yasuko Murata
Photographs by Takuya Furusue

グランドピアノが美しくなじむ広さ、十分な余白のある空間

白金エリアの静かな坂道を上った先にある、低層高級マンション。都内屈指の名門女子校として知られる聖心女子学院をはじめとした歴史的建築物や庭園などに囲まれ、豊かな緑と文化が息づいている格調高いエリアにある。

このマンションの一室をリノベーションしたMさんご夫妻は、11歳の長女、8歳の次女と暮らす4人家族。以前は100㎡超えの都心の賃貸マンションに住んでいたが、子どもたちの成長に伴い、それぞれのプライベート空間をつくりたいと感じるようになり、150〜200㎡の住まいを探していた。

また、夫と子どもたちはピアノが趣味で、グランドピアノを美しく配置できることも条件だった。都心でニーズを満たす賃貸物件は少なく、築年数がたっていてもしっかりと建てられた堅牢なマンションを選び、リノベーションして住むという選択肢を検討し始めた。

「以前からリノベーションには興味があり、リノベーション会社のメルマガなどで情報収集をしていたのですが、私たちがいいなと感じる住まいは、R100 tokyoの物件が多く、コンセプトルームを見学したこともありました。新築マンションよりデザインのテイストが好みに近く、将来こんな家に住めたらいいねと家族で話していたんです。手掛けた物件を見学していたことで、中古の物件がとても魅力的に生まれ変わるという確信を持ち、R100  tokyoのコンサルティングサービスを利用して住まいづくりを進めることにしました」とMさんご夫妻。

広々としたリビングダイニング。白とグレーを基調とし、カーペット敷きでしっとりと落ち着いた空間に

お二人が辿り着いたのが、この白金エリアのマンションだった。200㎡近い面積と玄関を中心に左右に振り分けられたタイプの間取りは、Mさんご夫妻のニーズにぴったりと合っていた。

「リビングの広さや柱の位置を見て、グランドピアノをここに置きたいとすぐにイメージができました。また、玄関を起点として、パブリックなLDKとプライベートな個室がしっかり分けられる空間構成は、家族それぞれが自分の場所を持ちつつ、広くて快適なリビングダイニングを共有しながら暮らすシーンを想像できました」と物件との出合いを振り返る夫。子どもの頃から親しんでいるというピアノが自然になじみ、空間に十分な余白があることは、他の物件にはない魅力だった。

設計者は、R100 tokyoのコンサルタントから提示された複数の候補から、アトリエエツコの山田悦子さんを選んだ。

「子育て真っ最中ですし、日々家事を担う立場として、暮らしの利便性も大事にしたいと感じていました。子どもとの生活や細かな家事の優先度まで共有していただけると感じ、山田悦子さんにお願いしたいと思いました」と妻は話す。

上品で洗練されたデザインに定評があることはもちろん、暮らしやすさや機能性にも配慮したきめ細かな提案が期待できるという、コンサルタントからの的確なアドバイスも参考になったという。

設計を担当したアトリエエツコの山田悦子さん

既存の魅力を活かし、新旧を美しく融合させた空間

Mさんご夫妻がリノベーションで最も重視したのは、家族それぞれの居場所をつくることだった。既存の間取りは玄関を挟んで、右側にLDKが広がり、左側に3つの個室があった。この間取りは、Mさんご夫妻がイメージする暮らしに合っていたため、大きく変えずに、既存のよさを活かしながら、仕上げの素材を刷新し、家事動線などの使い勝手を高める方向でリノベーションを進めることになった。

山田さんから提案された複数のプランから、既存の2つの個室を子ども部屋として使い、寝室の隣には夫の部屋、クローズドキッチンとつながる妻の部屋を設ける案を採用。家族それぞれに自分専用のスペースがある住まいとなった。

クローズドのキッチン。入れるものを事前に決めて、ものが表に出ないように収納を計画
子ども部屋はワークルームと寝室に分けて2人で共有。将来的にはそれぞれの部屋にする予定
最も奥まったところにある主寝室も十分な広さがある

既存の間取りで特徴的だったのは、浴室の隣にサウナがあったことと、キッチンと洗濯スペースが隣接していたことだ。当初サウナと浴室は既存のまま利用する予定だったが、施工を進めるうちに不具合が見つかり、浴室は新しくすることになり、サウナは撤去を検討。しかし、夫の強い希望でサウナも新たに設置することになった。

「サウナがあることは、この物件を気に入ったポイントの一つで、すごく特別感があるように感じたのです。前の家主さんがとてもこだわったところだったと伺い、それなら残したほうがこの部屋らしいなと思いたち、残すことにしました。自分のなかでグランドピアノとサウナのある住まいというイメージができあがっていたので、せっかくならサウナも新しいものを入れて、気持ちよく使いたいと思いました」

ガラス張りの浴室とサウナ。手前は洗面室と洗濯スペース

キッチンに隣接した洗濯スペースは海外ではスタンダードで、妻はそのスタイルに魅力を感じていたものの、効率的な家事動線を考慮すれば、洗濯スペースは浴室の近くにまとめたほうがいいという山田さんからの提案があり、洗濯機と乾燥機は洗面室に設置することになった。

「私たちにとって住まいづくりは初めての経験で、知識もありませんから、暮らし始めてからの家事動線や、空間の使い勝手など細かいところまで想像力が及びませんでした。そこを山田悦子さんやリビタさんがプロとして意見を提案してくれたことがとてもよかった。洗濯機と乾燥機を洗面室に設置したことは、結果として本当によい選択でした。キッチンの近くにあったら、家族が浴室で脱いだ衣類を持って、毎日移動することになっていましたから」と妻。

Mさんご夫妻の希望を聞くだけでなく、経験豊富な設計者やコンサルタントが、リノベーションの知見を活かした提案を行い、適切な選択肢を示す。住まいづくりのプロセスでは、リビタのコンサルタントが進行中のタスクやToDoリストを随時共有し、コンセントやスイッチの数・位置といった細部まで一つひとつ確認しながら進めていく。そうした丁寧に寄り添う姿勢に、Mさんご夫妻は大きな安心感と信頼を抱いたという。R100 tokyoのコンサルティングサービスが、お二人の理想の住まいづくりを力強く支えていたことがうかがえる。

また、特徴的なモールディングが施された柱や建具など、活かせる部分は極力既存を流用し、塗装で仕上げ直すことで、予算を調整するとともに、Mさんご夫妻の好みに合わせ、全体のデザインを調和させた。

柱とドアの間にグランドピアノがしっくりと収まる
収納扉やドアは既存の建具を流用し、塗装でイメージを一新
ゲスト用トレイは既存を流用。洗面台の上の部分を新調して雰囲気を馴染ませている

「色や素材のトーンを合わせることで、既存部分の魅力をより引き立てられるように調整しています。新旧が美しく融合した完成度の高い空間を目指し、デザインのバランス感は慎重に検討しました」と山田悦子さん。

白とグレーを基調として、カーペットやカーテンの素材などを厳選し、寄せ木調の玄関の床やガラスブロックなど、個性が際立つ既存のディテールを空間になじませ、全体をしっとりと落ち着いた雰囲気へと導いている。

既存を活かした玄関の床は個性的な寄せ木調。壁・天井の仕上げでバランスを調整

また、照明計画は照明デザイナーに依頼し、折り上げ天井の間接照明やダウンライトなどで、居心地のよい光をデザイン。上品な空間の魅力を引き出している。

「既存の建具などをうまく流用して、新たな空間になじむように美しくデザインしていただいたことで、この物件のポテンシャルを存分に引き出した唯一無二の住まいになったと感じています」と話すMさんご夫妻。ダイニングテーブルやチェア、ペンダントライトのセレクトも山田さんに相談し、インテリアも含め一体感のある空間が完成したと感じているという。

リビングの奥にあるダイニングには、8人掛けのテーブルがきれいに収まる
ダイニングの照明は真鍮フレーム。壁のアートにもゴールドが入っている

広々としたリビングに集い、家族が思い思いの時間を過ごす豊かさ

新しい住まいでの暮らしについてMさんご夫妻に尋ねると、それぞれの居場所があることで、仕事や勉強などに集中して取り組めるようになったという。一方で、広いリビングで家族で一緒に過ごしていることも多く、その時間をとても豊かだと感じていると話す。

「リビングの居心地がいいから、みんな集まってきてここで過ごしている時間が自然と長くなっています。家族それぞれが別々のことをしていても、一緒の空間で過ごしていて気にならないのは、広さとともにさまざまな居場所があるからだと思います。休日に私がピアノを弾いて、子どもたちはダイニングテーブルで勉強をして、夜になると妻はソファで映画を観ている。そんな中を愛犬が走り回っていて、お互いの気配をゆるやかに感じ合えることで、家族の一体感がより深まったように思います」と夫。

折り上げ天井と間接照明が、リビングの心地よさを高める

また、サウナはかけがえのないリフレッシュの場にもなっているという。夫は週末にゆったりと日々の疲れを癒やし、妻は平日の一人時間のルーティンとして週3回ほど利用している。

「我が家は朝型で早朝から家族で朝ごはんを食べますが、朝はダイニングに光が入ってとくに居心地がいいんです。みんなを送り出した後、料理や掃除、洗濯など家事と在宅ワークを同時進行で済ませて、一人でゆったりとお茶を飲んだり、サウナに入ったりする時間に豊かさを感じます。家事動線、生活動線、収納の場所や量など、すべて私たちの生活にフィットして、とても機能的な住まいをつくっていただけたと思います。しまう場所がきちんと決まっているから、片付けもスムーズで物を出しっ放しにすることがなくなりました。キッチンをクローズドにしたことで、生活感がないリビングダイニングをキープできているのもストレスなく快適です」と妻。

今後はバルコニーに植栽を増やし、チェアを置いて新たな居場所をつくったり、壁に飾るアートを増やしたりすることも考えているというMさんご夫妻。これからもこの住まいとともに、家族の豊かな時間がゆっくりと育まれていくことだろう。

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